AVERAGEとMEAN

英語でaverageは平均。meanは意味するという動詞ですが、名詞で平均という意味もあります。

では、一体何が違うのでしょうか?

average

平均を英語に変換する場合、一番最初に思い浮かぶものは、averageだと思います。

averageは、平均値(算術的平均)を表しますが、他の平均の概念を語る際に出てくる中央値、最頻値などの意味合いも含まれるそうです。

また、口語として一般に平均というとaverageになるようです。

mean

では、meanはどうでしょう。meanは、統計学でよく表現されます。算術的平均のことを指します。

しかし、中央値、最頻値とは別物です。ですので、統計的なことを論じるとき、(または、平均、中央値、最頻値を分けて考える際は、)meanを使うことで中央値、最頻値とは違うと明確になります。したがって、averageは、通常用いられません。

プログラミングの場合

以上のような意味があることは分かりましたが、プログラミングでは、また少し意味合いが異なるようです。

averageは、重み付き平均でmeanは、単純平均になります。

単純平均

単純平均は、いわゆる平均です。

以下のような2つの学校の平均点を計算しましょう。

学校点数
A60
B40

単純平均では、(60+40)/2で、50点です。

単純平均では、学校Aと学校Bの生徒数が一緒なら何も言うことはありません。

重み付き平均

次に先ほどの学校の生徒数が異なるとどうでしょうか。

学校生徒数点数
A5060
B10040

学校Bの方が学校Aより生徒数が多いため、平均点が50より小さくなりそうだということは予想できると思います。

重み付き平均をすると、(50×60+100×40)/150で約46.6になりました。

このように、用途によりますが、重み付き平均の方が単純平均より、より正確に平均を表現できます。

Excel、Python、GrADSの場合とで単純平均、重み付き平均の記事を投稿したいと思います。

GrADS

Python

まとめ

averageとmeanは、平均という意味でも、averageは、meanや中央値、最頻値の意味合いを持ちます。

プログラミングの場合、averageは、重み付き平均でmeanは、単純平均。