atコマンドの使い方

at

あるプログラムを指定時間に一回のみ実行する場合、atコマンドがあります。
定期的にプログラムを実施する場合はcronでcrontabコマンドを使うことになります。

方法

書式

at オプション
オプション説明
-d または -r予約中のジョブをジョブ番号で指定し削除する(atrm)
-l予約中のジョブを表示する(atq)
-fコマンドで記述したファイルを指定する

atコマンドは、対話式でコマンドを指定します。日時を指定し、その後、コマンドを指定します。

$ at 12:00 tomorrow
at> /usr/local/backup
at> ^D

^Dは、ctrl+Dのことです。最初で、atコマンドで引数を日時を指定して(明日の12時)エンターを押すと対話式になり、そこでコマンド(/usr/local/backup)を打ちます。ctrl+Dで終了です。

対話式を使わない方法もあります。あらかじめ、コマンドを記載したファイルを作り、atコマンドとオプションfとファイル名で実行します。

/usr/local/backup
$ at -f myjob 12:00 tomorrow

日時の書式は以下のようにします。

書式説明
15:00 3pm午後3時
noon正午
midnight真夜中
today今日
tomorrow明日
now + 3days3日後
3pm + 2weeks2週間後の午後3時

また、以下の表示が出る場合、パッケージがないと思われるので、インストールが必要です。

$ at
-bash: at: command not found

インストールは以下のコマンドを打ちます。

$ sudo apt install at

まとめ

atコマンドは、あるプログラムを指定時間に一回のみ実行する場合に用いる。
対話式と非対話式がある。

おススメ書籍

Linuxを学ぶ上で、おススメの書籍を紹介します。

Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応

この書籍は、LPICというLinuxのプロフェッショナルとして認定される資格の教科書になります。

資格の教科書ですが、Linuxを学ぶ上でもってこいの書籍です。自分は、この書籍でLPICを取得しました。


Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応
新しいLinuxの教科書

初めてLinuxを触る人でも分かりやすく表現されており、読みやすいです。


新しいLinuxの教科書